ブログって……

【今日はラーメンだった】

ブログは、そもそも「Weblog」と呼ばれていた。ウェブログ。
ネットの日記帳などと呼ばれ、ネット黎明期のユーザーの日記は「今日の昼ごはん、ラーメン」とか「夜は猫が足に乗ってきた」など、平和な報告がメインであった。ところが、時代というのは油断も隙もない。
突然「アルファブロガー」なる、いかにも筋肉質な感じの名称の人々が登場し、
「これがオススメの炊飯器です」などと言ってアフィリエイトという謎の呪文を唱え、
気がつけばみんなが炊飯器を買っている。なぜだ。

【そして今は】

そのうち、ツイッター(今はX。なんだそれは)という手軽な道具が現れて、
「昼ラーメン」すら「ラーメン」とだけ書けば良くなった。便利になったのか、退化したのか。
さらに時代はYouTubeへと流れていき、みんなカメラの前でうどんをすする。
そして今、「そのうちYouTubeもAIに取って代わられる」と人は言う。
AIがうどんをすする未来が、果たして人間の幸せと言えるのだろうか。

【さて、私である】


ブログは、長文を読みたい人向け――つまり、根気があって、目が良くて、心に余裕のある人のためのもの。
私は昔からローマ字キーボードに慣れていたので、スマホで長文を打つなどということは、たとえばハエにラーメンを作らせるようなものである。非現実的極まりない。

 

【書きまくり】

パソコンのある書斎にこもり、カタカタカタ…とキーボードを打つ。
シコシコというより、カタカタ。カチャカチャ。時にタタタッ!
書きながら「あっ!」と声が出ることもある。「そうだった、アレ書こうと思ってたんだ!」と。
だが、もう遅い。ネタは逃げていく。まるでカップ焼きそばの湯切りを忘れたような喪失感である。

 

【Copilotも使います】

ネタはスマホにメモっておいて、あとでパソコンに取り込む。
下書きはメモ、清書はWord。清書は大事。
Wordの画面は神聖で、間違ってもコーヒーをこぼしてはならない(PCにコーヒーをこぼす人がいるのか)。

【投稿先】

投稿先は、はてな、note、JUGEMなど、とにかく手当たり次第。
場所は問わない。だが、書く内容にはこだわる。というか、書きたいものしか書かない。
書斎では清書。だが、それ以外の構想段階は、病院の待合でも、電車の中でも、突如「ピコーン」と閃いたら書き始める。まるでスパイの暗号解読のように。

 

【日記にプロットは?】

プロットは書かない。頭の中で起承転結を組み立てる。
ただし、頭の中はトラブルも多い。
「オチを入れようと思ったのに忘れた!」というのは日常茶飯事で、
気づけばオチが、ふんわりしたまま終わることもある。
でもそれがブログの良さである。
…ということにしておこう。


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