年と共に減るはずなのに


【不得手なものって……】

 

年齢を重ねると苦手なものも何とかなる。時には驚くべき成長を遂げることもあるって言うじゃありませんか?
まあ、確かにそうかもしれませんが、広島に来た30年前の私は、料理と掃除が本当に苦手だったんです。
家事の基本的なことさえ全然できなくて。

ハンバーグを作ると、パン粉を入れすぎて謎の白いハンバーグ爆誕! 家族からは「これ、食べ物?」と優しい苦笑いを頂戴しました。
床掃除をすれば、まるでダンスしているかのように丸く掃き残し、キッチンはカビとの闘いで一杯。まるで掃除を知らない子供みたいでした。

今でもあまり家事が不得手ですが、曲がりなりにも上達はしました。見た目は普通の主婦らしくなったんですよ、少なくとも。

【得意料理に必須なアレが不得意】

 

今では、スパゲッティのトマトソースが得意料理です。
トマト缶を開けて、トマトをフライパンに。
じっくり時間をかけてソースを作ります。
しかし、ここに大きな問題が一つ。

缶のプルトップ、あれが私には絶対に開けられません! 何年経っても克服できないんですよ。
どうもね、引っ張るとプルトップの部分だけひょこっと外れちゃって。
用心して、グッと押して引っ張ると、プルトップのところだけ、ぷらーんと指にひっかかる。缶は開かないままです。
力の入れ具合が下手くそなんでしょうね。

だから結局、いつも古き良き缶切りで開けることになるわけです。確実な方法ではあるけれども。

せっかくプルトップがあるのに使えない。この事実、ちょっと悲しくなります。
缶コーヒーなんて買えないんじゃないかって、ブルーになることもあります。

 


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