<宗教対立! 家同士のあらそい>
1)夫は「年上だろうと平等である」といい、その背景としてキリスト教や帝国憲法の影響を主張しています。民法はともかく、明治に制定された帝国憲法には天皇の下の平等が謳われていたのだそう。
わたしの見るところ、叔父たちにはその影響はなく、年上風を吹かせるのが善であるという儒教の強い影響があるのです。
2)キリスト教の根本思想は「人は神の前には平等に罪人である」という考えがあります。神の言いつけに背いたからですが、その動機が禁じられた木の実を食べれば神のようになれると思ったその傲慢にあったというのがキリスト教の基本的理念です。
3) 夫は日本人の先祖は神々に辿り着くため、ヤハウエやイエスと同等だと考えています。「やあ、君がヤハウエか、よろしくな……てな感じだね」夫は笑いながら言いました。ヤハウエというと、ドラえもん世界におけるジャイアンと似たようなところがあるので、この発言にはちょっとビックリ。
<考え方の違い>
1) こうして夫婦間で宗教観に大きな溝があることが明らかになりました。日本人は神々の子孫である、という誇るべき伝承に日本人として自信を持つ一方で、この思想の裏には、こんなことも考えました。
自分たちの先祖が神である。
ということは、それ以外は神の子ではない、という思想になりがちです。自分たちは偉いんだから、世界に恵みや恩を垂れてやろうという気持ちになるってことです。
3)八紘一宇の考え方は、そこから来ているのでしょう。
選民思想は、いまだに日本の中にあるとわたしは見ています。だからこそ、諸外国がなにを言うか、いつも気にしているのです。そして日本を批判する国の動画を見て、その国への偏見を増長させるのです。
と、思いますが、みなさんはどう思われますか。
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