【沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎるの件】
最近、ネット動画で『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』ってのが、大ヒット中らしいんです。笑いが止まらないとか。東京から沖縄にやって来た男子が、沖縄弁バリバリの女の子に恋しちゃって、意思疎通がまったくできなくて大混乱! っていうお話です。
わたしからすると、「いや、それ大発見ってほどじゃないでしょ?」って感じですよ。だって6歳のとき東京から伊勢に来て、方言全然わからなくてめちゃくちゃ苦労しましたから。
【言葉と構造】
言語学者のソシュールさんによると、言葉によって人の認識って形成されるらしいです。広島弁で「たいぎい」って言うと、東京の「疲れた」「だるい」ってのとは似てるけど違うんですよね。伊勢で「えらい」って言うと、東京の「疲れた」って意味になるけど、伊勢の「えらい」はその「疲れた」よりもっと重症感あるって感じです。
そんなわけで、沖縄弁バリバリの話は滑稽でもなんでもない。
沖縄の人にとって沖縄弁はアイデンティティって言葉じゃ測りきれない大事なものなんだと思ってます。
【外国人がこのアニメを見て】
このアニメの沖縄弁を見た外国人が、ローマ字で書かれた沖縄弁を読んで「これは日本語なのかー! Oh My God!」と叫んだっていう話が伝わってます。
しかしこのアニメが終わったら、すぐそんな異文化衝突なんて、視聴者は忘れてしまうでしょう。
この辺は、宗教に関心を持っても続かない日本人の感覚と似てるかもしれない。
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