あなたにとって自転車とは

<自転車がパンクした>


ひと月放置していた自転車の後輪がパンク、
そのままムリヤリ乗って、20分後に
自転車屋へつきました。
「穴のチェックをします。手数料が1100円かかります。
小さい穴が見つかったら、1000円。
大きい穴なら5000円ほどかかります」
うーん。カード払いするしかないか。

<チェック時間は20分>


チェック時間に20分かかるそうなので、
14インチのテレビがある机に用意された
イスに腰掛けていると、
テレビがなにやら、放送している。
一般のユーザーが、この店の魅力を語る
CMでありました。
用意されたシナリオを言うだけなんだろうけど
うまいね。

<あなたにとって自転車とは>


三人のユーザーが、それぞれ自分の立場で
自転車と自分の関係を語ります。

沢山の自転車が店の中でズラリと並ぶのが
ドキドキしたという女性にとっての自転車とは、
「人生の節目」であるという。

テニスを趣味としている若者にとっての自転車とは、
「がんばった証」。

小さな頃から自転車に親しんできた美女にとっての
自転車とは、
「思い出のアルバム」。

CMだから、キャッチコピーは当然、プロ。

<自転車とわたし>


わたしにとって自転車とは、
「転倒する道具」。
これに乗って、なんど転んだことか。
踏切でコケたときは、死を覚悟しましたよ、まったく。

<あなたにとって自転車ってなんですか?>


パンクがなおり、メンテナンスのために
月イチでこの店に来いと言われて帰りました。
さて、みなさん。
あなたにとって自転車ってなんですか?
あまりに身近な自転車。
振り返って考えるのも、アリかもしれません。


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